「紫の君と巫女鈴」~大田神社の巫女舞と不思議な夢①

大田神社のカキツバタ

しほりです♪

妙にはっきりしていて、目が覚めてもしっかり実感がある、そんな夢を見ることはありませんか?

実はそんな夢のことをブログに書いておいたことがあるのです。内容的には不思議なことだし、恥ずかしい気がして、書くのをちょっと躊躇していたのですが、

「ええい!書いとけ!」と当時の私が思ったらしく書いたブログが、調べものしてたら出てきたのですよね。

何かの記事と一緒に書いたので、今やまた見つからなくなってますが(^^;)

たぶん「何かの記事」の方がヒットして出てきたマイブログでしたが、ふと読んでみようと思って。

それが「紫の君」のことだったんです。

夢の中の私は子どものようです。

すぐ前に紫色の織柄の衣裳の人が立っているのだけど、その方はすごく大きくて、私はお腹のあたりの衣裳が見えているだけ。目の前は全部紫です。

そうそう、そんな人出てきた!とそこまでは覚えていたのですが、続きにこんなことを書いていました。

その方が私の胸の中にぐいぐいと鈴を押し込んで、身体の中にめり込んでいくんですよね。

まあ、夢だから…

手持ちの巫女鈴のようで、赤い漆かな?朱かな?という色を塗った棒がクロスした形。先っぽと左右の先に黒っぽい金属の玉がついているんです。

たぶんその玉は鈴になっていて、振れば鳴るものに見えます。すでにもう古いもののよう。

シンプルなので、狭い場所でも、どんなに分け入った場所でも持って行けそうな鈴。その時はなんのこっちゃ?と思ってましたが、書いておいたのですよね。

鈴というのは、太平洋で繋がる地域ではかなり古くからあるものだそうです。3つの玉が付いているそういう形もあったのかしら?

3つの鈴といえば、天河神社の五十鈴が今や有名ですが、あの形は「三環鈴」(輪に3つの鈴が繋がっているもの)と言って古墳から副葬品として出ています。

鉄剣で有名な埼玉の稲荷山古墳からも出ています。いつも馬具と一緒に出てくるそうなので、馬具と考えられているようですが、たくさん出土があるわけではなく、はっきりわからないようです。

やっぱり携帯お清め用として、馬に下げていたのでしょうかね。

鈴の数にも意味がありそうですね。

さらに調べていくと、ちょっとびっくり!ということがありました。

古墳から出てくる三環鈴ですが、一例だけ神社に奉納され、今でもご神宝となっているところがあるそうなのです。

それが北九州の岡田神社。神武天皇東征の岡田宮のあったところです。

時代は下がって平安中期、藤原純友の乱を鎮めた朝廷軍の追捕使「小野好古が戦勝祈願で奉納した」ということで、びっくりの小野氏登場でした!

小野牧という馬の飼育場が各地にあり、弓馬の一族として武人も輩出した小野氏が、関東に来て横山党になっていくということは以前から書いていたのですが、

やはり馬に関係あるのでしょうか。

三環鈴の奉納品が残っている唯一の例が小野氏からということで、やはり3つの鈴と小野氏は何か関係があったのでしょうか?

「小野好古」は何度か登場している「小野篁」の孫にあたり、書の三蹟小野道風の弟です。

好古はその後太宰府の大弐(長官)になってますが、お父さんも太宰の大弐で、この時代は、菅原道真の時代。

令和の名づけで有名になった太宰府歌壇や、太宰府天満宮に祀られる菅原道真との関係とか、小野氏なかなか絡みが面白いのです♪また書けたらと思います。九州も繋がりありそうです。

そうそう、太宰府天満宮参道ののスタバ!

隈研吾の建築で釘を一本も使ってないそう。

二人の旅が始まった頃ですが、娘がぜひ行きたいと言うので、おかげで太宰府も行っていたのでした。梅が枝餅もぜひ~

あ、話が九州まで飛んでしまった…

ということで、戻りますと、

紫の君から、やや強制的に(笑)

巫女鈴をいただいたという夢。

先日書きました京都の大田神社の巫女舞のことを調べている間に出てきたので、「何かを思い出せ」ということかもしれません。

毎月10日の夜にある神楽に、巡り合わせで5/10に一人で行くことになったのですが、

上賀茂神社のそばとはいえ、大田神社から先は未だ氷河期が残っているような不思議な場所な上、

夜神楽は、古層の託宣をする巫女舞の形を残しているということを書きました。

大田神社と京都不思議スポット、詳しくはこちらの記事にて♪

25,000本のカキツバタと青鷺の姫~超古代⁉︎が残る京都不思議スポット①大田の沢】

→こちら

【道路の横に高層湿原⁉︎深泥池と白いカキツバタ~超古代⁉︎が残る京都不思議スポット②】

→こちら

【大田神社チャンポン神楽・古層の海と鉄の神々が見せてくれたもの~超古代⁉︎が残る京都不思議スポット③】

→こちら

実はその晩、京都市内のホテルに帰って、いつものお気に入りの曲を聴いてましたら、いきなり気持ち悪くなりまして、聴いていられなくなったのですよね。

そこから体調崩したのですが、なんか五感の感覚も変わったみたいで、クラシックをスマホで聴くこともあまりなくなって。

巫女舞の後、巫女さんにたくさんの鈴のついた巫女鈴で、シャラシャラシャラシャラシャラシャラ~とお祓いをしていただいたのからでしょうか。

音というのは不思議なものですし、それに土地の気も合わさり、何かが私の波長を変えたのかな?

深泥池、白いカキツバタ

大田神社は上賀茂神社の摂社になっていますが、いつ頃からそこで祭祀があったのかわからないそうです。賀茂氏が入ってくる前から祭祀をしていたと言われる氏族の中に小野氏の名前もあります。

上古の昔から、鈴を鳴らして託宣を降ろす巫女さんたちがいたところなのでしょうか?

それにしても、長寿の神様を祀っているから、年配の巫女が舞うというのは、一つの面としてはそうでも、もっと何かありそうな気がします。

大田神社に自生するカキツバタの紫、そして、紫の君の夢…

そうそう、その夢で、私は紫の君に、

「知ってることを教えてください!」と言った気がします。

そこからの鈴だったのかな。

それから、たぶん関係の深い場所に行ったり、そこからいろいろな氏族のことを調べたり、というか、調べなくては~という状況になったりもあり、

なんで調べてるんだ?と思っていたことも、いろいろ繋がってきました。

こんなことを書いていたら、紫の君からでしょうか。

なんと天鈿女を祖に持つ猿女氏と小野氏の関係もドッシャーと出てきて、「そうか~猿か、猿だったのか!」となっております。

東京日枝神社の神猿

小野氏が「鉄と呪術」の氏族だったことは、様々書かれています。

では「紫の君」どのくらいの時代の人だったのか?

実はその夢より以前のこと、その人に近いの関係では?と思う方が現れて、ある夢も見ました。

次回は「錦冠の君と翡翠の勾玉」

お送りしますね(^_−)−☆

歴史観は歴史家の数だけあると思っています♪不思議話+しほり史観ということで、お付き合いいただければ幸いです♡

今日も読んでいただき、ありがとうございました!

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