「白い龍との出会い」金龍とシンギング・リン~東京池田山(2)

草場一壽さんの『時は今』特別な日に撮らせていただけたのでした…

智野しほりです♪

今日も読んでいただき、ありがとうございます♡

前記事(1)池田山界隈の記事はこちら

東京にずっと住んでいながら、池田山には、というか目黒五反田方面などあまり行ったこともなかった私。

2013春のこと、友人に誘われて、草場一壽さんのギャラリー(2014に閉館しています)へ。

池田山公園に隣接した住宅街の中の一軒でしたので、迷いながらも辿り着きました。

館内の案内も1組ずつ、最後には美しい花々の陶彩画が飾られたお部屋でお茶とお菓子もいただけました。

初めて見る陶彩画に心奪われ、幸せな気分でお茶しておりましたら、ご案内の方が、

「6月にはここに6頭の龍が揃うのですよ♪」とのこと。

北海道でのこともあり、北海道編(1)

そこにあった「虹色の龍」がとても素晴らしくて、ずっと見ていたいほどでしたので、

「それはすごい!来なくちゃね♡」となったのでした。友人も愛知県からだったのですが、また来るとのこと(^^)

そして、6月。いつもは美術館関係は早めに行ってランチが多いのですが、

友人の用事が済んだ夕方に再び草場さんのギャラリーへ伺ったのです。

その日は無料のオープンの日で、前回と違い何組かの方が来てらっしゃいました。

見たことのある元モデルさんもいらしたりして、草場さんご本人が対応されていました。

やはり、私は虹色を持った白龍が天に昇っていくような『時は今』に惹かれていました。

陶彩画ならでは、光の当たり方により、

白っぽかったり、虹色だったり。

鱗の一枚一枚が真珠のように、柔らかな光で輝いています。

そして、『黄金の龍』もものすごくて…

陶彩画は電気炉で何度も焼くそうなのですが、焼いている最中に落雷があり、

炉が止まってしまったそうなのです。

そのため金色の龍は眉間から真っ二つに割れてしまったそうです。

それを金継ぎしたところ、雷がそのままそこに入ったような迫力に!

やはり起きたことが偶然とは思えない作品です。

まさか、この後半年ほどで、このギャラリーが閉じてしまうとは思ってもみず、

何度か足を運ばせていただきました。

そのうち友人の一人が「友の会」に入っていたもので、

閉館の前に行った時、

「友の会の人向けに最終日に懇親会をやるので、いらしてください。」と声をかけてもらっていました。

「せっかくですから、ご友人のかたもどうぞ♪」と、私までお誘いいただけたのです。今思ってもなんてラッキーな(^^)ですよね。

普段は撮影できない陶彩画の数々が、その日は好きなだけ撮って良いですよ~とのことで、作品を直接撮ることができたのです。

それが、冒頭の一枚とこちら。

貴重な作品撮影させていただけて、ありがたかったです♪

池田山ギャラリーが閉じたあと、発表された『サラスバティ』から「目」が変わって少し作風も変わられたような。それからなんとなく足が遠のいてしまっておりました。

昨年久しぶりに東寺の作品展で「時は今」拝見しましたが、小ぶりなもので、

私が見ていたものではありませんでした。

作品ですから、同じ絵でもそれぞれ持っているものは違いますよね。

オリジナルのものは二枚とも、買われた方がいらっしゃるでしょうから、もうお会いできないかな~と思います。

本当に貴重な出会いでした!

さて、6頭の龍が揃っていたあの日。

そのあと起きたことは…

続きます~

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