「桜花香」和の香りと親しむ会

しほりです♪

少し前のことですが、4月23日に「和の香りと親しむ会「桜花香」に参加させていただきました🌸

ご参加の皆様が慣れた方たちでしたので、林先生からのお話も「蘭奢待」について、香と霊性についてなど、興味深いお話をたくさんいただけました♪

今回は紀貫之の歌


「桜ちる木の下風は寒からで
空に知られぬ雪ぞ降りける」がテーマ。

先日行きました吉野山のことが思い出されました。吉野山の桜はシロヤマザクラ。赤茶色の葉と白い花が混じり合って、ピンクっぽく見えるのです。

ですから花吹雪の頃は、貫之の歌にあるように、空に知られない雪のように、まさに風花のごとくに、白い花びらが風に舞うのでしょうね〜

まだその景色にはお会いしてないのですが、一度お会いしたいもの…などと、ポワッとしてしまいました☺️🌸

さて、我に返りますと、

今回の組香は、歌に因んだ、桜、風、雪、三種類の香がどの順番で回って来たかを聞き分けるというものでした。

香りを楽しもうと思いながらも、ついつい当てたい気持ちが緊張を呼んでしまう…いやいやリラックスリラックスと思いながら、また緊張…

でも、私にとって、香を聞くのが面白いのは、ただ嗅覚を使うより、香りを判別して、過去の何かの記憶持ってきて記憶して、さらに覚えておくとか、脳のそういう分野を複合して使うので、なんとなく新しい回路ができるイメージがするんですよね。

さらに最後には先生の美声にて、テーマの歌が披講がされ、その素晴らしい波動に全身が振動してるのを感じます。

香と和歌を合わせるという、日本独自の香りの文化が香道なのですが、日本人ならでは発展の仕方ですよね。

毎回古帛紗も選ぶのですが、桜の柄ながら外の若葉の印象もあり、緑がかったものを。

お懐紙は天皇陛下のお印「梓」

さらにお茶のお時間には、ピンクの重ねの美味しいお菓子をいただき、お土産にいただける色紙もどの色にさせていただこうかなど、色の感覚や味覚も活躍です。

会全体が、五感を楽しむことで満たされているのです💖

本当に幸せなお時間でした✨✨✨
林先生、ご一緒に楽しい時間を過ごさせていただいたすてきな皆様、私の変な旅話まで聴いていただいちゃったり、ありがとうございました🌸🌸🌸

今回も笑顔で終了(^^)

帰った後、ちょっと気がついたことがありました♪

このところグレングールドにハマって、毎日バッハのピアノ協奏曲を聴いてしまうのですが、

といってもスマホでイヤフォンなんですけど…

いつもと響くところが違うんですよね。

鼻の奥に空間みたいなのができてて、そこに音が響くというか…

考えてみたら、鼻も耳も目も喉の奥もそこに繋がってるなぁと、当たり前って言えば当たり前のことに気づいたのですが、

そういえば、香の会の後にその空間の感覚ができるのですよね。詳しくはないのですが、松果体への影響があるのでしょうか。

いにしへの香の世界で暮らしていた方たちは、現代の私たちの感覚とはかなり違う感覚で暮らしてらしたのかもしれませんね☺️💜

香はいろいろ敷居が高そうに見えますが、林先生の「和の香りに親しむ会」は、私のように初心者でも、このように楽しく五感を喜ばせることができる貴重な会だと思います。林先生の数々のお心遣いに心より感謝申し上げます😌

代官山サロンドゥコロナにて。来月は「藤」だそうです♪楽しみ😊💖

写真は赤坂日枝神社の藤です。

今日も読んでいただき、ありがとうございました(^^)

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