先日の虹と麒麟、雲が流れて龍っぽくなって虹を超えて行きました。
しほりです♪
ラフマニノフ自身の演奏による「ピアノ協奏曲第2番」すごい!と思って、みなさんにご紹介したところ、なんとその後に動画作成者の追記を発見。
「第1楽章は確かに本人演奏だけど、2~3楽章については、誰が弾いているのか議論がある」とのことでした。
これはフェイクをみなさんに流してしまったかも( ; ; )と落ち込んでしまいましたが、
このミステリアスな録音は、ずっと謎のままなのか~と思って、そのことを投稿させてもらいました。
この記事の後半がラフマニノフ
するとなんと、すぐに解決のコメントをいただいたんです!
私が本当に「知りたい!」って思うと、思いが神様に通じるのかな♪というくらい、けっこうやってきてくれるのです。
解決のコメントをいただいたのは、香山由人さん。長野県大町市で林業をなさっています。古くから読んでくださっている方はご存知の「蓮田市の雅楽谷(うたや)の大クヌギ」の時に、ご協力いただいて、Facebookで繋がっている方です。
☆香山さんのご紹介記事がありました。
森林や林業にご関心のある方はぜひ♪
香山さんは、クラシック音楽にも大変造詣が深くいらっしゃって、投稿拝見しているのですが、
ありがたいことに、下記のようなコメントいただきました(^^)
ご本人にお願いして記事にさせていただくことにしました。
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当時の録音について記録もあるので、間違いなくラフマニノフ自身の演奏だと思います。
元々いくつかのテイクがありLP化の際に入れ替えるなどしたために混乱を招いたようです。
この動画の投稿者が自信が無くなった一因として、この音源では2楽章と3楽章は何らかの電気的な処理でステレオ化されていて、音の雰囲気が違っていることもありそうです。
また、多くの人々が期待する「ラフマニノフらしさ」を裏切るような案外あっさりした表現なのも議論の原因かもしれません。
当時の原盤に基づいて再編集されたものが以下にあります。いろいろ混乱を招いた事情についての説明もあります。
ラフマニノフとストコフスキーの共演という歴史的記録だけでない素晴らしい演奏ですね。また90年前の録音技術としては驚異的な音質です。
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そして、ほぼ時を同じくして、賀子さんからコメントをいただいたのです。
賀子さんには、ラフマニノフさんが身長198センチ、手の長さ30センチの巨体だったということを、教えていただき、前回の記事に載せさせていただきました。
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賀子さんのコメントより
今、最後まで聴いてみたら
第一楽章と第二楽章、第三楽章はかなり音質が違いますね。
第一楽章は古い録音の歪みや雑音が目立って、ピアノとオケも空気感の中で 少しもやっと混じりあっている感じですが
第二楽章からはかなり音の粒がクリアです。
違うテイクが混ざっているのかなと思います。(第二楽章と第三楽章が同じテイクかはわかりません)
録音の仕方はわからないけど
第一楽章はクリアでない分ダイナミックな太い空気感が伝わってくるけど
第二楽章からはクリアになった分、繊細に聴こえてきますよね。
それでもところどころ低音でガツンと弾くところや両手オクターブの和音で弾いているようなところは、やっぱりかなりがっしりした力強い音に聴こえます。
これがラフマニノフかはわからないけど、大きな体で弾いているイメージで聴くと
そうかも と思えてきますね~
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☆賀子さんの作られた曲「いのちの地球(ほし)」と千人合唱のプロジェクト、私も応援しています♪記事はこちらに。聴いてない方いらしたら、どうぞよろしくお願いします。
深く音楽を愛し、聡明なお二人からの、ありがたいコメントに心から感謝しております♡
前の記事で、私が第3楽章が、思ったよりピンと来なかったのは、第1楽章に比べて、軽く感じたからなのですが、
その辺りは、私の思い込みが大きかったと思います。
今は、ライブ動画を見ることが多いので、この大曲を弾ききる!って感じで、
第3楽章ともなると、マラソンのゴール間近のような気持ちというか、
感動のゴールみたいなものを勝手に想像してたのに対して、
いとも軽々と颯爽と駆け抜けていくような演奏に、あれ?って思ったんですよね。
でも、ラフマニノフの巨体や、自分の曲であるということも、軽々とやってしまうのも納得だったり。もちろん音質も影響ありますよね。
あと、ストコフスキーとフィラデルフィア管弦楽団をラフマニノフがとても好きだったそうなので、
なにか歯車がうまく合って、見事に回転していくような、心地よさや喜びも感じられるなぁと思いました。
さて、解決した!と思いましたが、混乱を招いた理由とは?違うテイクが混ざり合ってる?とは???
香山さんにご紹介いただいた動画、見てみましたら、確かにいろいろ書いてあるのですが、英語だし…
その上、当時の録音のことなどわかってないので、チンプンカンプン(>_<)
実はここからが大変だった…(^^;)
謎が謎を呼びますが
どうにかこの訳のわからないものを解決したい(I knowの水瓶座だからかな(๑˃̵ᴗ˂̵))
苦手な英文をポチポチ訳しながら、録音の歴史を調べていくことになったのでした。
そこには、「78」という数字が…
でも、これ、遠い幼い頃の記憶にある数字でした。
「78回転!!!」
ということで、続きますが、
今日はこの78回転の音楽をご紹介。
気分を変えて、バッハの「ブランデンブルク協奏曲第4番」です。
二本のリコーダーの掛け合いが、平和的美しさで、私の大好きな曲です♪
Bach Kantatenさんのとても素晴らしい記事の下の方に動画があります。
なんと、終戦の玉音放送を昭和天皇が録音されていた時と、たまたま同じ頃に録音されていたものだそうです。
音質のことも含めて、この状況のコントラストにも深く考えさせられますね。
玉音放送があっても、人々は敗戦を信じられないほど、当時のマスメディアは嘘を流し続けて、人々をコントロールしていたわけですよね。
アメリカの状況と日本の状況がどれだけ違っていたかと、この録音からも感じられます。
歴史を知るということは、今を知ることに大きく繋がっていると思います。
いろいろ考えちゃいますが、この曲を聴いてリフレッシュしてくださいね(^^)フ~~~♪
記事の真ん中にあるワンちゃんの絵。この機械が蓄音機です。おぼえておいてくださいね♪
そして、動画の間に、万華鏡みたいになるのは、レコードをひっくり返して、掛け直しているところを、きれいに繋いで編集してくださっている箇所です。
約9分の動画です。
最初の方だけでも、ここでひっくり返してたのか~ってわかりますよ(^^)
では、また続きでお会いしましょう♡
付き合ってくださる方、ありがとうございます!感謝です♪( ´▽`)
*蓮田市の大クヌギのことも、1~3話まで、まとめてありました。ご関心のある方は、→こちら
今日も読んでいただき、ありがとうございました(^^)